必要となる場面や建設工事との違いを徹底解説

私たちの身の回りを見渡してみるとさまざまな建築物がありますが、これらはすべて建築工事によって作り上げられたものです。どのようにして建築工事が行われているのか気になる方に向けて、この記事では建築工事の仕事内容について詳しく解説します。また、建築工事が必要となる場面や、「建築工事」と「建設工事」との違いもご紹介します。 建築工事について理解を深められるように、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
1.建築工事の仕事内容とは?
建築工事とは住宅や学校、病院、商業施設、オフィスビルなどといった建物全般の建築をする工事のことをいいます。私たちの暮らしに欠かせない建築工事の仕事内容は多岐にわたりますが、代表的な以下の3つをご紹介します。
1-1.各種工事業務
建築工事の主な仕事内容となるのは各種工事業務です。各種工事業務には建材を図面通りに組み立てて固定する大工工事や、生活に欠かせない水道管やガス管などを接続する管工事、電気を快適に利用できるようにするための電気工事や、室内の印象を高める内装工事などがあります。
それぞれの工事に特化した業者もいますが、建築工事業者の中には専門的な資格を取得し、幅広い工事業務を引き受けているところもあります。何もなかったところから徐々に形が出来上がっていく様子を間近で見れるのが各種工事業務の醍醐味です。
1-2.安全管理業務
建築工事現場でとても重要になるのは、安全に作業を進めることです。そのため、建築工事においてその日の作業内容や工程を確認することや、天気予報をチェックすることは欠かせません。
たとえば、午後から雨が降る予報があれば現場が滑りやすくなるため注意喚起が必要ですし、高温多湿な夏場は水分・塩分補給を徹底することで作業員の命を守ります。安全管理業務は作業効率を高めることにも繋がるのです。
1-3.現場の指導・監督業務
建築工事には必ずその工事を依頼したクライアントがいます。そのため、クライアントの要望通りに工事が進んでいるかを確認したり、現場の作業員に情報を伝達したりするために現場での指導・監督業務が必要です。
指導・監督業務の担当者は、図面や工程表をもとに各種工事を引き受けてくれる業者の手配するところから始まり、工事の進行状況を確認してクライアントに報告したり、各工程での写真撮影を行ったりします。現場の地頭・監督業務は最初から最後まで立ち会う必要があるので、責任感が求められる仕事です。
2.建築工事が必要となる場面とは?
建築工事は建物の建築時に必要となる工事ですが、必要となるのは新築時だけではありません。改築時や増築時における工事も建築工事とみなすので、その違いを詳しく解説します。
2-1.新築工事
新築における建築工事は何もないところから住宅やビル、工場や倉庫といった建築物を作り上げます。地盤調査後、必要に応じて地盤改良を行い、基礎工事をしてから各種工事業務に移ります。
2-2.改築工事
改築は「建て替え」と呼ばれることもありますが、改築における建築工事では、すでにある建物を解体するところから始まります。解体した建材を撤去してから、新たな建物を建築していきます。
2-3.増築工事
増築における建築工事ではすでにある建物に影響が出ないように配慮しながら、新たな建物を建築して建物の床面積を大きくします。内部が繋がるように、既存の建物の一部を取り壊すこともあります。
3.「建築工事」と「建設工事」との違いとは?
「建築工事」と「建設工事」はよく似ていますが、明確な違いがあります。建築工事は住宅や学校、病院、商業施設、オフィスビルなどといった建物全般の建築をする工事のことをいいますが、一方で建築工事と土木工事をひっくるめた工事のことを建設工事と呼びます。土木工事とは道路やトンネル、河川や橋などの整備を行う工事のことで、建築工事よりも国土の基盤を支える工事です。
建築工事や土木工事を行う企業の業種を建設業といい、さまざまな業種がある社会で建設業者のことを区分する際には建設業界と呼びます。これらの呼び方の違いについても、押さえておきましょう。
4.まとめ

建築工事とは建物全般の建築をするための工事のことで、その代表的な仕事内容は各種工事業務、安全管理業務、現場の指導・監督業務の3つが挙げられます。建築工事は建物の新築時だけでなく、改築時や増築時にも必要です。 「建築工事」と「建設工事」はよく似ていますが、建設工事とは建物を建築する建築工事と道路やトンネル、河川や橋などの整備を行う土木工事をひっくるめたもののことをいいます。 大阪府茨木市にある「新滉建設株式会社」は平成7年に創業して以来、建築工事や土木工事など、建設全般に携わってきました。これまで培ってきた高度な技術と豊富な経験を活かして、お客様のお役に立てればと思っています。建設に関することでしたら何でもお気軽にお問い合わせください。